
姿勢って見た目を若々しくするだけでなく、体の構造の負担や機能に影響を与えます。
背中の丸みが強い猫背、腰の丸みが強い猫腰。
丸いのが悪いのではなく、丸すぎるのがいけない。
背中や腰が丸くなりすぎると、肋骨がつぶれてしまいます。
外枠が変形すれば、中身も変形します。
人間のおよそ7割は水分なのである程度の変形には対応しますが、骨や内臓には限界があります。
骨が過剰に動かされれば、骨と骨をつなぐ関節に負担がかかります。
内臓のストレスが増えれば、機能が低下します。
肋骨がつぶれることにより、背骨の関節に負担がかかります。
そして内臓機能にも影響が及びます。
その一つに肺の機能があります。
肺はご存じのように私たちの生命の源です。
心臓が止まっても生きていけませんが、呼吸ができないとこれまた生きていけません。
肋骨の形がつぶれ、窮屈な箱の中に押し込められた臓器(肺)は、厳しい環境の中、役割を果たさなければなりません。
できれば、楽に役割を果たしてほしいですよね。
そのためには、日頃から背中や腰が丸いなと感じたら、少し体を起こしたり、立ち上がったりしてみましょう!
長い時間デスクワークをしていると、大きく腕を開いて伸びをしたくなりますよね。
あれは、自然な反射です。
体がそうしたいからしているのです。
仰向けに寝た時に腕を自然に上げてしまう人は、同じく反射機能が働いています。
胸を開くエクササイズなどが、おススメです。